ヘントの久保裕也【写真:Getty Images】
ベルギーのヘントに所属する日本代表FW久保裕也は、現地時間21日に行われたジュピラーリーグ優勝プレーオフ第4節のオーステンデ戦で1ゴールを挙げたことで、今シーズンの得点数が計19ゴールとなった。欧州1部リーグでプレーした日本人選手としては歴代最多を更新する数字だ。
1月までスイスのヤングボーイズに所属していた久保は、2016/17シーズンのスイス・スーパーリーグで5得点。チャンピオンズリーグ予選での2得点、スイスカップでの5得点も含め、シーズン前半に公式戦12ゴールを記録していた。ヘントではここまでプレーオフを含めたリーグ戦11試合に出場し、計7得点と順調なペースでゴールを重ねている。
これまで欧州で日本人選手が1シーズンに挙げた得点数としては、FWハーフナー・マイクが昨シーズンに記録した18ゴールが最高だった。ハーフナーはフィンランドのHJKヘルシンキで出場したチャンピオンズリーグ予選で1ゴールを挙げ、その後移籍したオランダのADOデン・ハーグでリーグ戦16得点、カップ戦1得点の計18点を挙げた。
香川真司は2011/12シーズンのボルシア・ドルトムントで、高原直泰は2006/07シーズンのフランクフルトでいずれもハーフナーより1点少ない年間17点を記録している。岡崎慎司は2013/14シーズンのマインツで、リーグ戦のみで記録した15得点が最高だ。
ヘントの優勝プレーオフはあと6試合残されている。欧州で日本人初となる”20ゴール”達成も十分に狙うことができそうだ。
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