ボルシア・ドルトムントのチームバス【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは21日、チームバスが攻撃対象となった爆発事件で新たに1人の容疑者が拘束されたことを受けて声明を出した。
事件は現地時間11日に発生した。チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグをホームで戦うドルトムントはバスでスタジアムに向かおうとしていたところ付近で爆発が起こり、DFマルク・バルトラが手首を骨折して手術を受けた。この事件で試合は翌日に延期されている。
現地メディアによると、検察は21日、ドイツとの二重国籍を持つ28歳のロシア人男性を拘束。ドルトムントの株価を下落させる狙った犯行ではないかとみられている。
ドルトムントは同日、「早急に取り調べが進むことを望む」と声明を出し、「容疑者を拘束した捜査当局へに感謝したい」と述べた。
ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「我々の選手やスタッフを狙った容疑者が捕まったことに感謝している」とコメントしている。
ドルトムントが負った精神的な傷は簡単には癒えないが、捜査は着実に進んでいるようだ。
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