レスターがアトレティコをホームに迎える【写真:Getty Images】
現地時間18日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグのレスター・シティ対アトレティコ・マドリーが行われる。ファーストレグはアトレティコが勝利したが、勝負の行方はまだ分からない。
アトレティコはホームで戦ったファーストレグで先勝した。しかし、1-0というスコアは勝ち上がりを確信するには不十分だ。レスターにも十分にチャンスはあるだろう。
レスターはDFロベルト・フートが出場停止だが、ファーストレグを腰の痛みで欠場していたDFウェズ・モーガンが前日練習をチームメートとこなしており、先発に戻る可能性がありそうだ。UEFA公式サイトではモーガンの先発入りが予想されているほか、FW岡崎慎司もスターティングメンバーに名を連ねるものとみられている。
それでもアトレティコが有利という見方が一般的だ。過去3シーズンで2度ベスト8を突破しているスペインの強豪は、CL初出場のレスターとは築いてきた歴史が違う。
ただ、ディエゴ・シメオネ監督は敵地でのゲームが厳しくなると予感しており、「カルデロン(アトレティコの本拠地)での我々は強いが、レスターも自分たちのスタジアムで強いのは同じこと」と語っている。実際、レスターはホームで戦ったCLは全勝中で、アトレティコは油断しないことが重要になりそうだ。
UEFA公式サイトのデータによると、過去にファーストレグでホームチームが1-0の勝利を収めたパターンはUEFA主催のクラブの大会で991の前例がある。ホームチームが突破したのは40.7%にあたる403回で、アウェイチームが逃げ切ったのは588回(59.3%)だ。
データをCLに限定すると、ホームチームがファーストレグを1-0で勝ったのは過去39回。そのうち64%にあたる25回でセカンドレグをアウェイで戦うチームが勝ち抜けた。レスターは36%の可能性に挑戦することになる。
レスターのミラクルストーリーはまだ続くのか。それともアトレティコが格の違いを見せつけるのか。注目の一戦は今夜27時45分(19日3時45分)キックオフだ。
◆突破条件
レスター・シティ:2点差勝利
アトレティコ・マドリー:勝利、引き分け、1得点以上の1点差敗戦
※1-0でレスターがリードして90分を終えた場合は延長戦
【了】