「日本からのオファーには驚いた」
「日本からのオファーを受け取ったと代理人から聞いた時、最初は本当に驚いたよ!」
そう語るのは23歳になったばかりのポーランド人GKフィリップ・ウィフマンだ。今季からJ3のY.S.C.C.横浜に加入し、シーズン開幕からレギュラーとしてゴールマウスを守り続けている。
Jリーグファンがポーランド人選手として思い浮かべるのは、ジュビロ磐田で活躍するGKクシシュトフ・カミンスキーだろう。ウィフマンも「彼はポーランドではすごく有名な選手なんだ。Jリーグでとてもうまくいっている選手としても知られているし、僕も知っていた」と話す。だが、個人的に知り合いというわけではなく、Jリーグでプレーする決断には関わっていない。
ウィフマンは7歳の時、ポーランドの地元グダニスクでサッカーを始めた。ただ当時はGK志望ではなく、「コーチには『左サイドバックをやりたい!』と言っていた」という。GK一本に絞ったのは、本人曰く10歳か11歳の頃で、一般的に「5歳くらいからGKの専門的なトレーニングを積む」ポーランドではスタートが遅い方だったそうだ。
その後、地元グダニスクから車で30分ほどの距離にある街のクラブ、バルティック・グディニャの下部組織でプレーし、プロになってからはグバレク・サブジェやコンコルディア・エルブロングなど、3部リーグ近辺のクラブを渡り歩いた。世代別代表歴などはない。
記録によれば2016年夏からは所属クラブなしの状態が続いていた。来日前の半年間に何があったのか、本人に尋ねると苦しい時を過ごしていたことが透けて見えてきた。
「ここへ来る前はスロベニアにいたんだけど、契約に問題があって長い間プレーできていなかった。選手としては大きな問題だった。そこへ代理人が日本からのオファーを持ってきて、僕は今ここにいる。オファーを受け取った時は、素晴らしいチャレンジだと思った。ちょうど新しいことに挑戦したかったからね」