スペイン史上初の先発メンバーを送り出したグラナダのトニー・アダムス監督【写真:Getty Images】
現地時間9日、スペイン・リーガエスパニョーラ第32節でグラナダ対セルタの試合が行われたが、この試合のグラナダのスターティングメンバーがスペイン史上初の記録となっている。英紙『デイリー・ミラー』が報じた。
スペインのリーグにもかかわらず、先発メンバーのうちスペイン人選手はゼロ。11名全員が異なる国籍の選手という異例のメンバーとなった。
先発メンバーにスペイン人選手がいないことは過去にもあったが、同紙によれば、11国籍の選手が揃ったのはリーガエスパニョーラ史上初のことだという。
2部降格圏に沈んでいたグラナダは今月10日にルーカス・アルカス前監督を成績不振のため解任し、後任にイングランド人のトニー・アダムス新監督を招聘。アダムス監督は現役時代をアーセナル一筋でプレーした伝説的な名DFでもあった。
セルタ戦はアダムス新監督にとってのデビュー戦となったが、珍記録を作り出した上に0-3の完敗。残留圏内の17位レガネスまで勝ち点差7と厳しい状況に追い込まれた。
試合後、アダムス新監督は「私は選手たちと多くのトレーニングをしていないので、彼らともっとトレーニングしたいと思っている。今日の試合では何人かの選手からリアクションがあった。これはポジティブなことだ」と手応えを語っている。
グラナダの先発メンバーは以下の通り。カッコ内は選手の国籍。
GK:ギジェルモ・オチョア(メキシコ)
DF:ガストン・シウバ(ウルグアイ)
DF:ルベン・ヴェーゾ(ポルトガル)
DF:マテュー・ソニエ(フランス)
DF:スヴェリール・インガソン(アイスランド)
MF:ウチェ・アグボ(ナイジェリア)
MF:ワカソ・ムバラク(ガーナ)
MF:レネ・クルヒン(スロベニア)
MF:アルテム・クラベツ(ウクライナ)
MF:アンドレアス・ペレイラ(ブラジル)
FW:エセキエル・ポンセ(アルゼンチン)
監督:トニー・アダムス(イングランド)
【了】