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うわっ…私の役割多すぎ? バルサの可変システムを支える陰のキーマンとは

世界屈指のビッグカード、“エル・クラシコ”の一戦が迫ってきた。タイトル争いが絡まずとも白熱の一戦となることは必至であるが、今回はリーガエスパニョーラ16/17シーズンの優勝争いがかかったゲームとなる。勝ち点でレアル・マドリーに先行されるバルセロナにとっては、正真正銘のラストチャンス。ネイマールが出場停止で不在の状況で、キーマンとなる選手は誰であろうか。(文:フットボールチャンネル編集部)[Sponsored Contents]

text by 編集部 photo by Getty Images

バルサ、リーグ優勝へのラストチャンス

クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ
全世界が注目している“エル・クラシコ”【写真:Getty Images】

 全世界注目の一戦が近づいている。

 バルセロナとレアル・マドリーによる“エル・クラシコ”は、スペイン国内のみならず世界中の約6億5000万人が視聴するスポーツ界屈指のビッグイベントだ。

 これまで両チームが公式戦で記録してきた通算対戦成績は、バルサが90勝、マドリーが93勝とほぼ互角。そして今回は、1試合消化の少ないマドリーを勝ち点3差で追い、逆転リーグ優勝を狙うバルサにとって正真正銘のラストチャンスでもある。

 どんな状況でも毎回白熱した展開になるクラシコだが、23日に開催される今回の一戦はより一層緊迫したものになるだろう。5シーズンぶりのリーグ制覇を確実なものにしたいレアルと、逆転での3連覇に挑むバルサ。これ以上ない条件が整った。

 前回のクラシコは、バルサの本拠地カンプ・ノウで行われた。53分にルイス・スアレスのゴールでホームのバルサが先制。そのまま1-0で勝利かと思われた試合終了間際の90分、セルヒオ・ラモスにヘディングで劇的同点ゴールを許し、マドリーがなんとか1-1のドローに持ち込んだ。

 バルサにとって23日のクラシコはアウェイになるが、勝ち点差を詰めること以上に前回対戦のリベンジを果たしたい気持ちもあるだろう。

 ただ、バルサには大きな懸念がある。現地時間8日に行われたリーガエスパニョーラ第31節のマラガ戦で、ネイマールがレッドカードを提示され退場処分に。その影響でクラシコは出場停止になってしまった。ここ数ヶ月、圧倒的なパフォーマンスでバルサをけん引してきたチームの顔の1人を欠くのは戦力的なマイナスが非常に大きい。

 特にネイマールは崩しやフィニッシュの局面で違いになるだけでなく、守備でも一定の貢献を見せていた。リオネル・メッシやスアレスと組む“MSN”の破壊力は、チームのために献身的に左サイドを駆けるブラジル代表アタッカーによって支えられていたと言っても過言ではない。

可変システムを可能にするユーティリティプレーヤー

セルジ・ロベルト
バルセロナ下部組織出身のセルジ・ロベルト。複数のポジションをこなし、チームの可能性を広げている【写真:Getty Images】

 では、クラシコでバルサが勝利するためのキーマンになるのは誰だろうか。それはメッシでもスアレスでもなく、セルジ・ロベルトだ。一見地味なユーティリティプレーヤーは、チームの可能性を大きく広げる能力を有している。

 これまでのバルサといえば、ジョゼップ・グアルディオラ監督時代から練り上げてきた完成度の高い4-3-3フォーメーションがメインで、クラブに数々のタイトルをもたらしてきた。しかし、2月14日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでパリ・サンジェルマンに0-4の惨敗を喫してから風向きが変わってきている。

 バルサのルイス・エンリケ監督は、元々オプションとして用意されあまり使われる機会のなかった3-4-3をチームの戦術のベースに組み込んだ。実際には4-3-3と3-4-3の可変システムで、攻撃時は3バックに近い形、守備時は4バックと状況に応じて選手の並びが変わる、高度な戦術理解を必要とする。

 その可変システムの導入を可能にしたのがセルジ・ロベルトの存在だった。バルサの下部組織出身でセントラルMFとして育成されてきたが、今季は右サイドバックで起用されることが増え、ダニエウ・アウベスが退団してぽっかりと空いた右サイドバックの穴を十二分に埋めている。

 サイドバックを経験したことでプレーの幅を広げたセルジ・ロベルトは、L・エンリケ監督が導入した可変システムで“右サイド”を務めている。守備時は右サイドバックに入り、攻撃時は高いポジションをとって右ウィングバックや、右ウィングのような役割までこなす。まさに“右サイド”全域をカバーする活躍で起用に応えている。

 特にメッシが中央へ入りたがるバルサにおいて、セルジ・ロベルトが後ろをカバーすることは非常に重要。さらに逆サイドでボールが動いている場面では中に絞ってセントラルMF的な役割も果たし、右側からのゲームメイク全般をサポートする。

 サイドバックとしての守備も急速に進歩を遂げ、いまでは「バルサの右サイドバックはセルジ・ロベルトしかいない」とまで言われるようになった。

 マドリーとのクラシコでは、攻撃時に高い位置をとることで対面にいるマルセロの強烈な攻撃参加を抑える役割が求められる。さらに逆サイドのネイマールがいないことで、よりメッシにかかる負担が大きくなるため、10番のサポートも重要になるだろう。

 ネイマールが退場して敗れたマラガ戦では右サイドバックにハビエル・マスチェラーノが入ったものの、元々守備専門のMFだった彼にはセルジ・ロベルトほど攻撃におけるプレーの選択肢がなく、“右サイド”の役割を任せることはできない。

 PSG戦後にバルサが一気に本来の強さを取り戻す要因となった4バックと3バックの併用による可変システムの導入は、セルジ・ロベルトの存在なくして成功することはなかった。現時点でバルサが最もチームとしての力を発揮しやすい布陣で、マドリーとのクラシコでも採用されるはずだ。

スペインでは視聴率50%を超えるクラシコ。この1戦を楽しむには

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(文:フットボールチャンネル編集部)

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【了】

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