清水エスパルス時代のシジマール【写真:Getty Images】
4月16日に行われるJ3リーグ第5節グルージャ盛岡戦で、3月31日に選手登録された藤枝MYFC所属の54歳GKシジマールがベンチ入りを果たした。GK大澤俊太もベンチ入りしており、異例のベンチGK2人体制となっている。
シジマールはブラジル出身で、Jリーグ草創期に清水エスパルスで活躍した。身長はそれほど高くないが、両腕の長さを生かしてビッグセーブを連発する姿から“クモ男”の愛称で親しまれ、2013年にはリーグ創設20周年を記念してJリーグが実施した「Jクロニクルベスト」にて、サポーター投票により歴代ベストイレブンGK部門で川口能活、楢崎正剛に次ぐ3位になった人気選手である。
1995年に現役を引退後は、柏レイソルやヴィッセル神戸などでGKコーチを務め、育成年代の指導にも従事していた。今季から藤枝のGKコーチに就任していたが、GK陣に負傷者が出たことで不測の事態に備えて選手登録される運びとなった。
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