スソと長友佑都【写真:Getty Images】
セリエA第32節、インテル対ミランの“ミラノダービー“が現地時間の15日に行われ、2-2のドローに終わった。インテルの日本代表DF長友佑都は、10試合ぶりとなる先発に起用されフル出場を果たしている。
今季は出場機会の減少している長友だが、大一番に左サイドバックで先発。ミランの右サイドで脅威となるスソへの対策を担う形となった。試合は前半にインテルが2点をリードしたが、終盤になってミランが追い上げ、後半アディショナルタイムのラストプレーで2-2の同点に追いつく結果に終わった。
イタリアメディアでは、この試合の長友のプレーに対してまずまずの評価が下されている。イタリア版『ユーロスポーツ』は、「6点」と平均的な採点ながらも、「1月28日以来のプレーだが、期待を上回る出来だった。献身的にスソを抑えていた」と評した。
『トゥットメルカートウェブ.com』は「6.5点」とやや高めの採点で、「予想外の起用だが期待を裏切らない。スピードを活かして守備面で仕事をしていた」と評価。「6点」をつけた『FCインテルニュース.it』は、「ピオリ(監督)の意外な起用が的中。課題を与えれば失敗なく実行してくれる。目立ちはしないが呼ばれれば応える」と賛辞を送っている。
一方、『カルチョメルカートウェブ.com』では長友に「5点」と厳しい採点をつけ、「スソの動きに苦しんだ。ロマニョーリのゴールの場面でも簡単に抜かれた」と苦言。だがスソの寸評では「長友にうまく抑えられ、彼にとって最高の試合ではなかった」と長友の仕事を評価している。
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