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「チャンスを長い間待ち続けていた」。吉田麻也、地元紙に充実の今季を語る

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
吉田麻也は日本代表でもキャプテンマークを巻いた【写真:Getty Images】

 プレミアリーグのサウサンプトンに所属している日本代表DF吉田麻也は、地元紙『デイリー・エコー』に今季の充実ぶりやキャプテンとしての経験について語った。

 2012年からサウサンプトンに在籍し、イングランド生活5シーズン目を迎えた吉田は、今季ついにレギュラーポジションを獲得した。ジョゼ・フォンテの移籍とフィルジル・ファン・ダイクの負傷によってめぐってきた出番だったが、「このチャンスを長い間待ち続けていた」と吉田は語る。

「今は僕が何者であるかを全ての人々に見せなければならない。僕が今見せていることが十分でないのはわかっているし、いいパフォーマンスを今季終了まで、あるいは今後2、3年にわたってキープしなければいけない」と決意も述べた。

 そしてピッチ上での充実ぶりは、周囲からの信頼となって吉田に返ってきた。日本代表とサウサンプトンの両方でキャプテンを任され、腕章を巻いてプレーしている。これはプレミアリーグ移籍以降初めてのことだ。

「僕のキャリアにおいて大きな出来事であり、背後に大きな責任があって本当に難しかった。全ての選手が自分の国とプレミアリーグの両方でキャプテンを務めることはできないので、自分を受け入れてくれた全ての人々に本当に感謝している」

 キャプテンを任されたことによる責任感がプレーにも現れるようになり、メンタルとフィジカル両面でキャリア最高の時を過ごす吉田。「センターバックとしてもっともっと成長できると信じている」と語る28歳の挑戦は終わらない。

【了】

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