ロイスの復帰間近。誰よりもドルトムントを愛す男が帰還
マルコ・ロイスが戻ってくる。
ボルシア・ドルトムントの誇るスピード・スター。靭帯の負傷により、6週間に渡って戦列を離れていたロイス。しかし、絶好とも言えるタイミングで復帰の目処が立った。4月15日のブンデスリーガ第29節、アイントラハト・フランクフルト戦で帰還する見込みだ。
ロイスは、あのバスに乗っていなかった。チームが爆発事件に巻き込まれた11日当日、チャンピオンズリーグ準々決勝の1stレグ、モナコ戦のメンバーからは外れていたからだ。『ビルト』電子版によると、事件直後の20時05分、ロイスは自家用車の助手席にチーム所属フィジオセラピストのトーマス・ゼッツマンを乗せて事故現場に到着したのだという。
ロイスがどのようにして騒ぎを聞きつけたのかは定かではない。そして現場の様子を見て何を感じただろうか。いずれにせよロイスは、あくまで“直接的に”だが、心理的なダメージを被っていないということになる。13日の会見でトーマス・トゥヘル監督は、ロイスの先発起用を示唆した。
「マルコはおそらく我々のために先発してプレーすることが可能だ。多くのエネルギーをもたらしてくれるだろう」
内転筋の問題で8日のバイエルン戦に前半のみ出場したゴンサロ・カストロは、14日前日のトレーニング次第で起用可能だ。また『ルール・ナッハリヒテン』電子版は、人員状況について「加えてトーマス・トゥヘルはアレクサンダー・イサクとパク・チュホもプランに入れることが可能」と記した。