日本人にも馴染みのある候補者たち。岡田武史やトルシエも?
また、タイの親日ぶりや日本に対するリスペクトは有名な話だが、日本サッカーを育てた有力指導者として、元日本代表監督の岡田武史や元五輪日本代表監督の手倉森誠も候補者になっている。
この他にも、日本人にとっては馴染みが深い面々の名前もあり、フィリップ・トルシエ、ジーコ、ドゥンガといった個性的な指導者も候補リストに入っている。
ここまで大物ばかりを紹介してきたが、より現実的なラインでは、元タイ代表監督で、2015年にジャマイカ代表を率いてCONCACAFゴールドカップ準優勝の実績を残したヴィンフリート・シェーファーが有力だ。
シェーファーは4月に入ってからFATのソムヨット・プンパンムアン会長と会談している。前ムアントン・ユナイテッド監督のドラガン・タライッチもタイサッカーを熟知しているという意味で、代表監督に招聘される可能性がある。
タイ代表は、6月13日に行われるW杯アジア最終予選でUAEをホームで迎え撃つ。FATは、次期監督の人選を急がず、最善の選択をするために、たっぷりと時間をかけて見極めていく方針だ。
(文:宇佐美淳【ホーチミン】)
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