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UEFA、”ドローンテロ”を警戒。ドルト爆発事件を受けて決勝戦の対策を検討

text by 編集部 photo by Getty Images

UEFA
UEFAのロゴ【写真:Getty Images】

 欧州サッカー連盟(UEFA)が、ドルトムントのチームバスを狙った爆発事件を受けて、チャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われるカーディフのミレニアム・スタジアムのテロ対策を検討しているようだ。13日に英紙『ザ・サン』が報じている。

 ドルトムントで起きた爆発事件は”標的型攻撃”で、現場近くでは同じ内容の3通の犯行声明が発見されていた。その中にはドイツにあるアメリカのラムシュタイン空軍基地閉鎖などの要求があり、要求が満たされない場合は、リストに載せたスポーツ選手や有名人を殺害するという内容が書かれていたと報じられている。選手を狙った事件が今後も起きる可能性が懸念されていた。

 同紙によると、UEFAの首脳陣はCL決勝戦でドローンを使ったテロ攻撃が行われる可能性を危惧しウェールズ当局と秘密交渉を行なったとのこと。試合中に上空から爆弾を乗せたドローンがスタジアム内に入ってくることを恐れているようだ。対策として雨天時だけ閉ざされる屋根を、状況に関わらず閉めることが計画されているという。試合当日はスタジアム内外で厳重な警備体制を敷く予定だが、特に空からの攻撃に警戒しているようだ。

【了】

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