広州恒大のパウリーニョ【写真:Getty Images】
中国の広州恒大に所属ブラジル代表MFパウリーニョは、フィリピンのベッティング企業のプロモーション広告に出演したことによりクラブから罰せられる可能性があると報じられたが、違反行為は犯していないと主張している。
英紙『デイリー・ミラー』は、パウリーニョがフィリピンのベッティング企業『Letou』のプロモーション広告に起用されたことに加え、その広告内で日本人セクシー女優の葵つかささんと共演したことがクラブに問題視される可能性があると報じた。中国では賭博行為もポルノも違法だとされている。
この騒動に対し、パウリーニョの関係者から公式声明での釈明が行われたとして、12日付のブラジル『グローボエスポルチ』などが伝えている。説明によれば、パウリーニョは昨年11月に、1日のみの広告撮影を行う契約を交わしたという。
『Letou』はパウリーニョを撮影した素材を、ウェブサイト上でのみ1年間使用できる契約だが、掲載にはパウリーニョの許可が必要であることが定められていたという。この契約内容に違反があったとして、「契約は解消する」と述べられている。また、葵つかささんに関しては「隣の女性がポルノ女優だとは聞かされなかった。撮影スタッフは単にモデルだと言っていた」とのことだ。
報じられたように中国から追放されることはあり得ないとパウリーニョ側は主張。「いかなる違法行為も犯してはいない。この件によって現在プレーする国から追放される可能性はない」と声明には記されている。
パウリーニョは2015年に加入した広州恒大で国内リーグ連覇やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献し、ブラジル代表としても活躍を続けている。12日に行われた今季ACLの川崎フロンターレ戦にも出場していた。
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