香川真司らボルシア・ドルトムントの選手たち【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司の所属するドイツのボルシア・ドルトムントは、現地時間11日に開催が予定されていた試合の直前に、チームバスを標的とした爆発が発生するという事件に巻き込まれた。
チャンピオンズリーグ準々決勝のモナコ戦のためスタジアムへ向かうバスの近くで爆発が発生し、11日の試合は延期に。1日遅れの現地時間12日に改めて開催された試合は、香川が1ゴール1アシストの活躍を見せながらもドルトムントが2-3で敗れる結果に終わった。
ドルトムントのスペイン代表DFマルク・バルトラはこの事件により右手首骨折などの怪我を負い、12日の試合に出場することはできなかった。チームメートらやサポーターなどからは、様々な形でバルトラへのサポートの思いが示された。
ドルトムントの選手たちは、バルトラのために急遽作成された特別Tシャツを着用してピッチ上に登場。チームカラーの黄色と黒でデザインされたTシャツには、バルトラの姿とともに、母国スペイン語で「頑張れ」とメッセージがプリントされていた。GKロマン・ビュルキはバルトラの「5番」のユニフォームを着用した姿を見せていた。
観客席のサポーターからも、スペイン語でバルトラの回復を願うメッセージを記した横断幕が掲げられていた。アウェイのモナコサポーターの中にも、おそらく事件後に作成したと思われる、バルトラのネームを入れたモナコのユニフォームを着用している者もみられた。
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