爆発で損傷したドルトムントのチームバス【写真:Getty Images】
現地時間11日、チームバスがイスラム過激派によるものと思われる爆弾の被害に遭ったドルトムント。怪我をしたのはDFマルク・バルトラとバイクで先導していた警察官の2人のみだったが、これだけの被害で済んだのは幸運だったようだ。
英『BBC』によれば、バス近くで爆発した爆弾から飛び出したクギが座席のヘッドレストに刺さっていたことが見つかったという。
米『CNN』など複数メディアは、今回の事件で使用された爆弾の中には無数の金属片が含まれていたと伝えており、爆発の影響は周囲100mまで及んでいたという。この規模を考えれば、もっと大きな被害が出ていてもおかしくなかった。
バルトラ以外の選手たちに怪我がなかったのは不幸中の幸いだったと言えるだろう。
モナコ戦の後にはドルトムントのヌリ・シャヒンが「僕らはテレビでああいったこと(テロ)を何度も見てきた。そして自分たちからは遠い遠いどこかのことだと思っていた。今後一切あんなことは味わいたくない」と語ったとおり、選手たちは精神面に大きなダメージを負った様子。2度と同じような事件が起こらないことを祈るばかりだ。
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