1得点1アシストの活躍を見せた香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントは現地時間12日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでモナコと対戦し、ホームで2-3の敗戦を喫した。
先発出場した日本代表MF香川真司は1得点1アシストの活躍を見せ、敗れたドルトムントはアウェイでの2ndレグに向けて望みをつないだ。
当初この試合は11日に開催される予定だったが、ドルトムントの選手らを乗せたチームバスが爆発事件の被害に遭い、マルク・バルトラが手首を骨折するなど負傷。翌日に順延された。
普段は試合後にミックスゾーンで記者団の取材に応える香川だが、この日は異例ともいえる取材非対応。前日の事件を受けて警備のために手配された車に乗り込み、窓を下げて車内から「今日はダメみたい。ごめん」と言い残し、申し訳なさそうに去っていったという。
試合前には警察官がいつもより多く動員され、ファンがスタジアム内に入場する際のボディチェックも入念に行われていたようだ。記者団が取材するミックスゾーンにもマシンガンを持った警察官や警察犬が多く配置されていた。
取材した記者によれば、「このような状況を見たのは初めて」と、試合当日の様子を明かしている。
(取材:本田千尋、文・構成:編集部)
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