UEFAが先発に予想するレスター・シティの岡崎慎司【写真:Getty Images】
現地時間12日にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が行われ、アトレティコ・マドリーはレスター・シティと対戦する。
両チームは過去に1961/62シーズンのカップウィナーズカップと1997/98シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)で2度ずつ対戦しており、アトレティコの3勝1分。今回の対戦が19年ぶりの対戦となる。
CLでは初めての対戦だが、過去3度経験した欧州カップ戦のうち2回はアトレティコに敗れて敗退しているため、レスターにとっては縁起の悪い相手でもある。
ヨーロッパリーグおよびCLにおけるアトレティコのイングランド勢への戦績は9戦して3勝4分2敗とややリード。ホームでの試合は1勝3分と無敗である。アトレティコは昨季も含めて過去3シーズンで2度の決勝進出を果たすなど、大会上位への常連となっている。
一方のセビージャを破って準決勝に進出したレスターは再びスペイン勢との対決となった。しかしアウェイでの1stレグは1-2で敗れている。
一時は残留争いを演じていたレスターだが、クラウディオ・ラニエリ前監督を解任してクレイグ・シェイクスピア監督を招聘してからは好調を維持。直近のリーグ戦となったエバートン戦は2-4で敗れているが、それまで公式戦で6連勝している。
アトレティコも公式戦で5勝3分と無敗を継続中だが、リーグ戦では首位レアル・マドリーと勝ち点10差を離されているため逆転優勝は厳しい状況にある。
レスターはイエローカードにも注意しなければならない。DFロベルト・フート、MFウィルフレッド・ヌディディ、FWイスラム・スリマニ、FWジェイミー・ヴァーディーが1stレグでイエローカードを受けるとホームでの2ndレグは出場停止となる。アトレティコはDFホセ・ヒメネスが警告にリーチがかかっている。
なお、UEFA公式サイトはレスターの日本代表FW岡崎慎司は先発出場を予想している。エバートン戦では出場がなく温存された岡崎だが、自身初となるCL準々決勝の舞台はスターティングメンバーに抜擢されるかもしれない。
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