爆発で損傷したドルトムントのチームバス【写真:Getty Images】
現地時間11日に行われるはずだったチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の1stレグ、モナコ戦の直前にチームバスが原因不明の爆発に巻き込まれたボルシア・ドルトムント。
幸いにも負傷したのはDFマルク・バルトラのみで済んだが、死傷者を最小限に抑えられたのは選手たちが乗っていたバスのおかげかもしれない。
英紙『ガーディアン』や『デイリー・スター』が、独紙『ヴェルト』の報道として伝えたところによれば、ドルトムントのチームバスには非常に強固な安全ガラスが採用されているという。
安全ガラスとは、割れた際に破片が飛び散らないよう特殊な加工を施された強化ガラスのことで、様々な種類がある。2枚のガラスの間にフィルムを挟んだものや、割れても破片がとがらないよう加工されているものなどが知られているが、ドルトムントのチームバスにどんなタイプのものが採用されていたかはわかっていない。
それでも爆発時の衝撃で大きな被害が出なかったのは、安全ガラスの性能の高さが理由だったようだ。事件後のドルトムントのチームバスを撮影した写真でも窓は粉々になっておらず、一部が破損したのみとなっている。
爆発に巻き込まれはしたものの、バスがドルトムントの選手たちの命を救った。選手たちへの精神的な影響は懸念されるが、試合は改めて12日に開催される予定となっている。
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