爆発被害に遭ったドルトムントのチームバス【写真:Getty Images】
現地時間11日に開催される予定だったチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのドルトムント対モナコの試合は、ドルトムントの選手が乗車していたチームバスが爆発事件の被害にあったため順延となった。
この事件に巻き込まれたドルトムントのDFマルク・バルトラは右腕を骨折。さらに爆発して割れたバスの窓ガラスの破片が右手首に刺さったため、病院に搬送されて手術を受けた。いまだ犯人は判明しておらず、調査が続いている段階だ。
唯一の負傷者となったバルトラに対し、多くの激励の声が上がっている。バルセロナ時代にチームメイトだったボージャン・クルキッチはツイッターで「バルトラに大きなハグを送るよ。すぐに良くなるさ、チャンピオン!」と投稿した。
バルトラへのメッセージは“宿敵”たちからも寄せられている。同じルール地方を本拠地とし、国内最大のライバルクラブであるシャルケはクラブの公式ツイッターで「今夜、起きてはいけない出来事がありました。ライバルチームのプレーヤーではありますがシャルケ04はバルトラ選手の早期回復を心から祈っています」とつづった。
また、もうひとつのライバルクラブであるバイエルン・ミュンヘンからも、カルロ・アンチェロッティ監督が「我々はドルトムントのすべてを援助する。そしてバルトラの早期回復を願っている」とツイートしている。
さらに、この夏にバルセロナからドルトムントへ移籍したバルトラには“元”宿敵からもメッセージが届いている。
レアル・マドリーのキャプテンを務めるセルヒオ・ラモスは「ドルトムントとバルトラに今日はこれ以上何もないように」と無事を祈った。
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