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ドルト、爆発事件翌日に延期試合…CEOが理由を説明「他に選択肢がない」

text by 編集部 photo by Getty Images

チームバス
爆発に巻き込まれたチームバス【写真:Getty Images】

 現地時間11日に開催される予定だったチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のドルトムント対モナコの試合前、ドルトムントのチームバスが爆発事件に巻き込まれたことで試合が延期となった。その続報を『ヴェルト』など複数の独メディアや英メディアが報じている。

 同メディアによると、ドルトムントはヘーヒシュテンエリアの「l’arrivee ホテル&スパ」から出発した直後、出口付近に隠されていた爆弾が爆発し、チームバス後方部分が破損したとのこと。そのため、一番後ろの席に乗っていたマルク・バルトラが割れた窓ガラスで負傷するなどして手首骨折、裂傷の重傷を負っている。

 英メディア『BBC』はタイヤが爆発したと報じていたが、ホテルの出口付近に隠されていた爆弾が爆発したことによりドルトムントのチームバスが被害を受けたと報じるメディアが大半を占めている。ただ、チームを狙った”標的型攻撃”であることと、現場付近に謎の手紙が落ちていたことは間違いないようだ。

 また、英紙『デイリー・スター』によると、事件が発生した後にホテル内を捜索したところ、爆弾のようなものを発見したとのこと。英メディア『stuff』は、ドルトムントのグレゴール・ランゲ警察署長が「現時点で事件の背景、目的はわかっていない」と語り、テロ事件であるとは、まだ断定していないことを明かし、殺人未遂として捜査を続けている。

 延期試合は現地時間12日に行われることになった。英メディア『BBC』によると、その理由についてドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは「モナコが現地時間15日にディジョンFCOとの国内試合を控えているため、水曜日(現地時間12日)に試合を行う以外に選択肢がない」と語ったと報じている。

【了】

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