上海上港に勝利した浦和レッズ【写真:Getty Images】
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)・グループF第4節が11日に行われ、浦和レッズはホームで中国の上海上港に1-0の勝利を収めた。この結果により、浦和はグループ2位以内での決勝トーナメント進出に”王手”をかけている。
4試合を終えた時点で浦和は勝ち点9を獲得し、この日対戦した上海上港と同点。レギュレーションにより、順位決定には得失点差よりも直接対決の成績が優先される。直接対決の結果は1勝1敗、ともに得点3で並んでいるが、アウェイでの得点数が多い浦和がグループ首位に浮上した。3位には韓国のFCソウル、4位にはオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズがともに勝ち点3で続いている。
残り2試合で6ポイント差という状況のため、浦和にも3位以下に後退する可能性は残っている。だが、一度目の対戦でウェスタン・シドニーに4-0、FCソウルに5-2といずれも大勝していることが状況をかなり有利にしている。
ウェスタン・シドニーまたはFCソウルが浦和を上回るためには、残り2試合に連勝し、浦和が連敗した上で勝ち点を同点とするだけでなく、直接対決の結果で上回る必要がある。アウェイゴールも含めて4-0、5-2を上回る結果が必要というわけだ。
ウェスタン・シドニーとFCソウルがいずれも残り2試合に勝利したとすれば、4チームが勝ち点9で並ぶパターンもあり得る。この場合は得失点差での勝負となるが、現時点で浦和はプラス7。マイナス4のFCソウル、マイナス8のウェスタン・シドニーを大きくリードしている。
これらの状況により、浦和は残り2試合で勝ち点1でも獲得すれば文句なしの突破決定。2連敗を喫したとしても大敗しない限りは2位以内を確保できる可能性が高く、大敗があったとしても他の結果次第で突破できる可能性もある。いずれにしても、26日にホームで行われるウェスタン・シドニー戦に勝って突破を決めたいところだ。
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