香川は先発復帰か。指揮官も「確実に計算にいれている」と言及
気になるドルトムントの人員状況だが、10日の前日会見でトーマス・トゥヘル監督が語るところによれば、香川真司は戦列に復帰する。
「ユリアン・バイグルとシンジ・カガワについては、確実に計算にいれている。ルーカス・ピシュチェクについても同様だ」
8日はミュンヘンに遠征せず、ドルトムントに残って調整を続けたバイグルと香川。現在のドルトムントにおけるキー・プレイヤーが、モナコ戦で戻って来る。デシャンも名指ししたロイスについては、トレーニングには復帰しているが、様子を見なければならないとのことだ。
大事を取ってバイエルン戦を欠場したこと、その試合後にトゥヘルが復帰を望んでいたことも考えれば、モナコ戦で香川は先発なのではないだろうか。バイエルン戦でカストロが前半だけで負傷交代したことも踏まえれば、なおのことである。
となると、求められるのは、4日のハンブルガーSV戦で見せたような“輝き”となる。デシャンだけでなく、トゥヘルも「明日はとてもオープンで攻撃的な試合になる」と予想するモナコ戦。であれば、バイタルエリアで香川が活きるスペースを見出すこともできるだろう。CLの大舞台でも、アシスト、そしてゴールを期待したいところだ。
(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)
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