アメリカのトランプ大統領【写真:Getty Images】
2026年ワールドカップに向け、アメリカ、メキシコ、カナダの3ヶ国が共催で立候補することを正式に決定した。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が共同声明を発表したと、10日に英メディア『ESPN FC』が報じている。
同メディアによると、3ヶ国共催が決定すればアメリカで60試合を行い10試合はカナダやメキシコで行われる予定とのこと。また、3ヶ国共催に関してアメリカサッカー協会のスニル・グラティ会長は「ドナルド・トランプ大統領は我々を全面的に支持している。特にメキシコが関与していることを喜んでいる」と語り、トランプ大統領が好意的に捉えていることを明かした。
国際サッカー連盟(FIFA)は今年1月、2026年大会からW杯の出場チーム数を増やし、現行の32ヶ国から48ヶ国とすることを決定。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、規模が拡大されることになる大会は近隣の複数国で共催するのが望ましいという見解を示している。
これに伴い、アメリカを含む3ヶ国が共催を計画。ただ、メキシコとの国境に壁を建設することを公約に掲げるトランプ大統領の施策が、共催案に影響を及ぼすことが懸念されていた。
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