格下クロトーネに負けたインテル【写真:Getty Images】
インテルがダービーを前に大揺れだ。クラブは予定していたオフをキャンセルしてチームに練習を命じている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
現地時間9日に行われたセリエA第31節で降格圏に低迷するクロトーネに敗れたインテルは、これでリーグ戦3試合勝利なし。同日の試合でパレルモに大勝したミランに抜かれて7位に転落している。
インテルのスポーツディレクターを務めるピエロ・アウジリオ氏は試合後に「立ち上がりの30分のプレーであれば、どんな試合であっても苦しむ。セリエAのチームのアプローチではなかった」と不満をあらわにし、「明日(10日)は練習をする。本来はオフの予定だったがあのようなプレーのあとでは…」とコメント。「選手たちはそれぞれの責任を背負わなければいけない」と述べている。
シーズン途中にステファノ・ピオリ監督を招聘して調子を上げたインテルは、来シーズン以降の体制も注目されている。ピオリ監督続投という声もあったが、最近の不振で再び暗雲が立ちこめているという見方もあるようだ。
ライバル・ミランが調子を上げていることもあってインテルの失速が際立っているセリエA。次節のミラノダービーで状況を変えたいところだ。
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