先制点を記録した横山久美【写真:Getty Images】
【日本 3-0 コスタリカ キリンチャレンジカップ2017】
キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~が9日に行われ、なでしこジャパン(女子日本代表)が女子コスタリカ代表と対戦した。
3月にポルトガルで行われたアルガルベ杯を6位の成績で終えたなでしこジャパンは、高倉麻子監督にとって国内初戦となるこの試合に向けて新たに若い選手を数多く招集。先発メンバーにはこの試合が代表デビューとなる19歳のDF市瀬菜々などが名を連ねた。
2015年女子W杯の出場国でもあるコスタリカに対し前半から優位に試合を進める日本は、23分に先制点を奪うことに成功。ペナルティーエリア手前でボールを受けた“新エース“横山久美が反転から強烈なミドルをゴール右上へ突き刺した。
後半開始からはFW籾木結花と、代表デビュー戦のMF隅田凜がピッチに送り出される。地元・熊本の出身であり、なでしこリーグ2部の愛媛FCレディースから抜擢されたFW上野真実も交代出場でデビューを飾った。
74分にはその上野が左サイドに抜け出し、ゴール前へ絶妙なクロス。FW田中美南が合わせ、なでしこジャパンがリードを2点に広げる。
さらに82分、MF長谷川唯が左サイドからクロスを入れると、籾木がファーポストで合わせて3点目。この日が21歳の誕生日だった籾木のバースデーゴールで日本が勝利を確実とした。
その後も隅田のミドルシュートがクロスバーを叩くなど、日本は最後まで積極的にゴールを狙い続けてタイムアップを迎える。若い力の躍動により、新体制での国内初戦に快勝を収める結果となった。
【得点者】
23分 1-0 横山久美(日本)
74分 2-0 田中美南(日本)
82分 3-0 籾木結花(日本)
【了】