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香川真司 8年前

ドルトムント、“無意味”だったバイエルン戦。香川欠場…視線はCLモナコ戦へ

text by 本田千尋 photo by Getty Images

バイエルン戦は来るべき決戦の“前座”

香川真司
復帰が見込まれる香川真司【写真:Getty Images】

 試合後の会見でトゥヘル監督によれば、カストロは内転筋に問題を抱えての交代とのことである。デンベレとゲレイロについては消耗を最小限で食い止めるため、と考えて差し支えないだろう。なおトゥヘルは、モナコ戦に向けて「ユリアン・ヴァイグルとシンジ・カガワが戻って来ることを望んでいる」と語っている。

 最終的にドルトムントは1-4でバイエルンに敗れた。後半にアリエン・ロッベンとレバンドフスキのゴールで次第に勢いを取り戻したアリアンツ・アレナは、ドルトムントの選手たちを尻目に歓喜に沸いた。

 しかし、惨敗だった、とは言い切れない。

 今回のバイエルン戦は、ドルトムントにとって、位置付けるならば“モナコ戦の前座”だった。CLを目前にして昨季王者が相手という、スケールの大きな前座だ。そこでスコアはあまり意味をなさないだろう。

 バイエルンと決着をつける場は残されている。26日に行われるDFBポカール準決勝。場所は再びアウェイのミュンヘンだ。

 つまり、4月8日に行われたブンデスリーガ第28節のバイエルン戦は、来たるべき決戦の前哨戦に過ぎなかったのだ。

(取材・文:本田千尋【ミュンヘン】)

【了】

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