日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトが7日付で掲載したインタビューで、現在行われている2018年ロシアW杯予選での戦いや本大会への見通しを語った。
ハリルホジッチ監督率いるサムライブルーはロシアW杯アジア最終予選を、ホームでUAE代表に敗れるという最悪の形でスタートさせた。だがその後の6試合で5勝1分けの成績を収めてグループ首位に浮上し、6大会連続のW杯出場に向けて前進している。
「いくつか疑問の残る判定のあった試合だった」とハリルホジッチ監督は、昨年9月のUAE戦を振り返った。「だがチームは、その埋め合わせをすることができた。問題を抱えていたが、チームの士気を高め、団結力を取り戻すことができた。今は普通の状態に戻っており、予選で良い位置につけている」
だが、まだ戦いは終わったわけではない。「出場権を確保してはいない。グループは非常に接戦となっており、W杯へ出場できる可能性のあるチームが4つある」とハリル監督。「残りの試合は非常にタフなものになる。できる限り良い準備をしなければならない」と語り、イラク、オーストラリア、サウジアラビアと対戦する今後の3試合も厳しい戦いになるという考えを示した。
「一番の目標はロシアW杯へ行くことだ」と、まずは予選を突破するべできであることを強調しつつ、本大会での目標にも言及。「ブラジル大会でのアルジェリアよりも先へ行けることを望んでいる」と語った。
2014年ブラジルW杯でアルジェリア代表を率いたハリルホジッチ監督は、同国を史上初のベスト16進出へ導いた。その先の準々決勝にまで勝ち進んだとすれば、日本代表にとっても過去最高の成績となる。
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