レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、今シーズン終了後に早くも退任する可能性もあるのだろうか。来季以降の見通しについての同監督のコメントを、スペイン紙『アス』などが伝えている。
マドリーのBチームで指揮を執っていたジダン監督は、昨年1月にラファエル・ベニテス前監督の後任としてトップチーム指揮官に昇格。それまでトップレベルでの監督経験はなかったが、就任から1年のうちにチャンピオンズリーグ(CL)優勝やクラブW杯優勝のタイトルを獲得し、今季のリーガエスパニョーラでも首位に立っている。
現役選手やアシスタントコーチとして長年をマドリーで過ごしてきたジダン監督に対してクラブからの信頼は厚く、監督の座は当分安泰のようにも思える。だが、必ずしも来季の留任を確信はしていないと同監督は主張する。
「私が続けるかどうかは確かではない。だから、来季に向けて何も準備をしているということはない」とジダン監督。「レアル・マドリーを率いるというのがどういうことなのか、良くも悪くも分かっている」と述べ、結果が出なければ未来は保証されないという認識を示した。
マドリーで指揮を執り続けるためにタイトル獲得が必要だとすれば、今後の1週間の戦いがジダン監督の未来に大きな影響を及ぼすことになるかもしれない。8日にはリーガ第31節の試合で宿敵アトレティコ・マドリーとのダービーマッチを戦う。続いて12日には、CL準々決勝のバイエルン・ミュンヘンとの1stレグが控えている。
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