ハンブルガーSV所属のヨハン・ジュルー【写真:Getty Images】
ハンブルガーSV所属でスイス代表DFヨハン・ジュルーはシーズン終了後に移籍の可能性があるようだ。6日付けのハンブルクの地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が報じている。
現地時間4日に行われたブンデスリーガ第27節のドルトムント戦後、マルクス・ギスドル監督は記者会見で「ヨハンは体調が悪いと私に申し出てきた。選手が痛みを訴えたら我々はそれを受け入れなければならいだろう」と試合直前に体調不良を訴えたこと明かした。
記事では、ジュルーがクラブに嫌気がさしているため、このような行動をとったのではないかと伝えている。
今シーズンの開幕をキャプテンとして迎えたジュルー。しかし昨年11月にチームの低迷を受けてギスドル監督が日本代表DF酒井高徳に主将を交代することを決断。その後、ジュルーは怪我などもあり第23節以降は出場していない。また、先日には公の場で監督を批判し、後日謝罪するなど問題行動を起こしていた。
そして今回の欠場。イエンス・トッドSD(スポーツディレクター)は「そんな憶測は意味をなさない。ヨハンは体調不良でドルトムント戦を欠場した。それだけのことだ」と今回の件は過去のものとは関係ない事を強調している。
また、ジュルー本人も「私はHSVのためにすべてを捧げる。残念なことにここ数試合は怪我や病気のため試合に出ることが出来なかった。とても申し訳なく思っている」と欠場を詫び、「もうこの話題は済んだことだ。チームは来季の1部残留という目標を達成しなければならない。私は残留の難しさを知っている。今はそれだけに集中すべきだ」とチームのために全力を尽くすことを約束している。
一方で、今シーズン終了後に契約の切れるジュルーは、既にプレミアリーグのクラブとコンタクトを取っているとの情報もある。190㎝を超す大型CBは来シーズンどのクラブでプレーするのだろうか。
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