1位:驚異的なペースでゴールを重ねる22歳
南野拓実は出番に恵まれない中でも結果を残し続けている【写真:Getty Images】
南野拓実(レッドブル・ザルツブルク)
成績:14試合出場11得点
リーグ得点ランキング2位、欧州組日本人最多の11ゴールを挙げている南野拓実だが、チーム内での立ち位置が決して順調というわけではない。
オスカル・ガルシア監督から与えられたリーグ戦の出場機会はわずか14試合、708分間にとどまっている。先発出場も6試合しかない。チーム内得点王という結果を残しながら、その成績に見合った待遇を得られているとは言えないだろう。
ただし708分間での11ゴールは驚異的なペースだ。仮にこれまでのリーグ戦27試合すべてにフル出場していたとすると、38ゴールを挙げている計算になる。
本人はクラブ公式サイトのインタビューで「当然もっとプレーしたい気持ちはあります」と述べる一方で、「現在の出場時間が少ない理由も理解しています。監督からは改善しなければいけない部分などを個人的に言われています」と、途中出場の多い現状に理解を示している。守備や前線でのキープが課題になっているようだ。オーストリアで得点力を覚醒させた22歳は、しばらく遠ざかっている日本代表でも大きな戦力になるかもしれない。
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