デイビッド・モイーズ監督【写真:Getty Images】
イングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・クラーク会長が、サンダーランドを率いるデイビッド・モイーズ監督を非難した。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
モイーズ監督は先月、試合後の会見で女性記者の質問を受けた際、「あなたが女性だとしてもひっぱたくかもしれない。次は気をつけた方が良い」といった発言をして問題視されていた。
クラーク会長はこの件について、「残念だし不愉快に思った。敬意が完全に不足している」とコメント。女性差別にあたるかと問われると「そう解釈することもできるだろう。社会には女性に対する暴力行為がある。女性に対してそういった言葉を使ったのは二重に良くないことだ」と語った。
さらに同会長は、「記者の仕事をぞんざい扱う人々の悪いトレンドになっている。私はそれを止めたい。敬意とは、あらゆる人に対する敬意だ」と、よくない傾向に歯止めをかけたいと述べている。
FAはモイーズ監督の発言を問題視して聞き取り調査を行うことにしている。これから処分が下るかもしれない。
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