ユベントス戦のナポリサポーター【写真:Getty Images】
現地時間2日に行われたセリエA第30節の試合で、ナポリがユベントスをホームに迎えた。昨夏ナポリからユーベへ移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインにとっては、古巣のホームでの初の試合となった。
ナポリから宿敵ユーベへの“禁断の移籍“に怒りを募らせていたサポーターは、やはりイグアインを許してはおらず、ボールを持つたびに激しくブーイングを浴びせた。試合は1-1のドローに終わっている。
ゴール裏のサポーターグループから、特にイグアインを直接的に非難する横断幕などが掲示されることはなかったが、多くの観客が「イグアイン 71」と印刷された紙を掲げていた。本来9番であるユーベでのイグアインの背番号を「71番」に加工した画像をプリントしたフラッグもみられた。
これは、ナポリなど南イタリアで広く用いられる、「ズモルフィア」という一種の夢占いに由来している。1から90までの数字に対して様々な意味が与えられており、夢に出てきたイメージを数字に変換して、数字を当てる「ロトくじ」の購入番号を決めるなどの使われ方をするという。
「71」という数字には、「価値のない男」「クソのような男」という意味が与えられている。昨年10月のユベントス対ナポリ戦ではイグアインが古巣から決勝点を奪ったが、その時間が「71分」であったことも話題となっていた。なお、「サッカー」には48、「マラドーナ」には10という数字が対応しているなどの例もある。
【了】