マスクを被ってゴールを喜ぶピエール=エメリク・オーバメヤン(左)【写真:Getty Images】
現地時間1日、ブンデスリーガ第26節のシャルケ対ボルシア・ドルトムントが行われ1-1のドローに終わった。
この試合で、ドルトムントのFWピエール=エメリク・オーバメヤンがゴール後に見せたパフォーマンスが話題になっている。53分に香川真司のアシストを受けてゴールネットを揺らしたガボン代表FWは黒字に赤いラインの入ったマスクをかぶって得点を喜んだ。
過去には「スパイダーマン」のマスクや、同僚のマルコ・ロイスとともに「バットマン&ロビン」を披露したこともあったオーバメヤン。だが、今回の新しいマスクは既存のどんなヒーローとも似ていなかった。
答えはオーバメヤンのインスタグラムにあった。
2月末に投稿された動画を見ると、“The Masked Finisher”のタイトルの後、少しだけシャルケ戦で披露されたマスクをかぶった人物が登場する。『FOXスポーツ』などによれば、今回オーバメヤンが被ったマスクは自らデザインしたもので、オリジナルのヒーローをイメージしているという。
しかし、“The Masked Finisher”はオーバメヤンの個人スポンサーである「ナイキ」のプロモーションの一環で制作された動画で、シャルケ戦のパフォーマンスはシューズ販売戦略の一部だった可能性がある。
先日、側頭部に「ナイキ」のロゴをあしらった髪型を披露してクラブから大目玉を食らったオーバメヤン。ドルトムントは「プーマ」から用具の提供を受けているため、またお叱りを受けることになってしまうかもしれない。
試合後にはインスタグラムで「僕、エレガントだった? みんな、これが僕の生き方なんだ! 子供のようにフットボールを楽しむのが僕の世界(結果は残念だったけど)、僕らは立ち止まらないよ。ありがとう香川真司」とアシストした香川に感謝するとともに、マスクに言及した。
それでもコメントの途中には「#Maskedfinisher」がついていた。何かするたびに話題を呼ぶドルトムントのエースの行動には、今後さらに注目が集まりそうだ。
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