アルゼンチン代表のエドガルド・バウサ監督【写真:Getty Images】
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は、同国代表を率いるエドガルド・バウサ監督の解任をすでに決断した模様だとみられている。3月31日付のスペイン紙『マルカ』など各国メディアが伝えた。
バウサ監督は昨年8月、コパ・アメリカ・センテナリオ優勝を逃したあと辞任したヘラルド・マルティーノ前監督の後任としてアルゼンチン代表監督に就任。だが成績は振るわず、アルゼンチン代表はロシアW杯出場に向けて苦しい戦いを強いられている。
現地時間3月28日に行われたボリビア戦に敗れたことで、アルゼンチンは南米予選の5位に後退。AFAでは31日の会議でバウサ監督の去就についての話し合いが行われたのではないかとみられており、週明けにも解任の発表が行われると予想されている。
監督解任が決定されたとすれば、新監督の最有力候補となるのはセビージャを率いるホルヘ・サンパオリ監督だという。チリ代表では2015年コパ・アメリカでアルゼンチンを下して優勝を飾るなどの実績を残したサンパオリ監督は、今季から就任したセビージャでもチームを上位に躍進させている。
ボリビア戦の直前には、アルゼンチンのエースであるFWリオネル・メッシに対して4試合の出場停止処分が下されており、処分の軽減がない限りは南米予選の残り4試合中3試合を欠場することになる。1970年大会以来となるW杯不出場の危機も感じられるアルゼンチンは、監督交代という手を打つことになるのだろうか。
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