セビージャに所属するサミル・ナスリ【写真:Getty Images】
昨夏、マンチェスター・シティから1年のレンタル移籍でセビージャに加入したサミル・ナスリは自身の去就問題に悩まされている。スペイン紙『エル・デスマルケ』などが伝えた。
同紙によると、セビージャ側は完全移籍への切り替えに必要な2500万ユーロ(約30億円)の支払いを渋っており、残留は困難な状態であると見込まれている。頼りのシティも同選手を復帰させるつもりはなく、夏までには移籍先を探し出すだろうとのこと。
そしてこの宛てのない状況を見計らって、トルコの強豪ガラタサライが獲得に興味を示しているとも報じられている。
しかし、当の本人はセビージャ残留への強い意志を示している。シティ時代に住んでいたマンチェスターの家を最近になってやっと売却したこともその証拠のひとつである。ガラタサライからオファーを受けても、納得のいく契約条件が提示されない限り交渉に応じない構えだ。
リーグ戦で調子を落とすチームとともに、ナスリのパフォーマンスにも陰りが見え始めている。去就への不安がパフォーマンス低下に繋がっているのかどうかは定かではないが、本人にとっては一刻も早く解決したい問題であることは確かなようだ。
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