アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、今シーズン終了後の去就についてまだ最終的な決断を下してはいないと主張した。現地時間30日の会見でのコメントを英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
1996年から20年間以上にわたってアーセナルを率いてきたヴェンゲル監督だが、現在の契約は今シーズン終了まで。ビッグタイトルを逃し続けることにしびれを切らしたファンからは、今季限りで退任すべきだという声が強まっている。
現地時間4月2日に行われるマンチェスター・シティとの大一番を終えたあと、ヴェンゲル監督は来季の去就を発表することになるのではないかとも報じられていた。だが30日の会見では、自身の去就は「まだ完全には固まっていないこと」だと語った。
「私の意識は非常にクリアだ。ここにあと2ヶ月残るのか、2年間残るのか? 私のコミットする姿勢はどちらでも全く変わらない。ここで過ごす時間の長さが私の態度に影響することはない」
いずれにしても、シティ戦がアーセナルとヴェンゲル監督にとって重要な一戦となることは間違いない。現在6位のアーセナルがこの試合に敗れるようであれば、ヴェンゲル監督就任以来20年間継続してきた4位以内でのフィニッシュとチャンピオンズリーグ出場権確保は危うくなる。そうなれば退任を要求する意見がさらに強まることは必至だ。
【了】