ハリルホジッチ監督と話す本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランのMF本田圭佑は、やはり今シーズン終了後の移籍に向かっている。伊メディア『トゥットメルカートウェブ.com』は、日本代表MFのミランでの冒険が終着点に向かっていると伝えた。
ミランでほとんど出番がない状況が続く本田は、今シーズンいっぱいで契約が満了する。そのため、以前から新天地がどこになるかが注目されてきた。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、「クラブでの状況を改善してほしい。長い時間、試合に出てほしい」と語っていたように、本田の未来は代表にとっても大きな関心事だ。
『トゥットメルカートウェブ.com』は、改めて本田の移籍先候補がイングランドとアメリカにあると主張。イングランドではハル・シティとサンダーランドが冬から獲得を狙っており、アメリカではシアトル・サウンダーズとロサンゼルス・ギャラクシーが関心を持っていると伝えている。
この報道を受けて、ハル・シティの情報を中心に扱う英『ハル・デイリー・メール』が本田についての記事を掲載。「フリートランスファーで経験豊富な選手を獲得できる機会はハルにとって魅力的」としながらも、「降格の恐れがあるうえ、(監督の)マルコ・シルバが来シーズン以降も残るかは分からない状況。移籍について話すのは時期尚早」と記し、ハルはまだ動けないのではないかとの見解を示した。
プレミアリーグで現在18位のハルは、残留争いの真っ只中。となれば、20位に低迷するサンダーランドについても同じことが言えるだろう。
伊メディアの多くは、本田の移籍先の本命がアメリカにあるとみている。ハリルホジッチ監督は、本田に「いくつかの選択肢を与えた」とも話していたが、すでに結論は出ているのだろうか。
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