ピエール・リトバルスキー氏【写真:Getty Images】
かつて日本でプレーした元西ドイツ代表のピエール・リトバルスキー氏は、J1のヴィッセル神戸へと移籍することが決まっているFWルーカス・ポドルスキに、自身の出版した日本語教科書をプレゼントしたいと語った。独紙『ライニッシェ・ポスト』が28日に伝えた。
西ドイツ代表として3度のW杯本大会に出場するなどの実績を残したリトバルスキー氏は、Jリーグ開幕初年度の1993年にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)に加入。Jリーグ草創期のスター選手の一人としてリーグの発展に貢献した。
そのリトバルスキー氏は、今年から日本でプレーすることになる元ドイツ代表ストライカーに対し、自身が共著者としてドイツで発行した日本語の学習テキストを贈ることを申し出ている。「間違いなく助けになるはずだ。私が日本に行った時には、英語での日本語教科書しかなかったからね」と同氏は語った。
ポドルスキがトルコのガラタサライから神戸への移籍を決める前に、リトバルスキー氏はポドルスキの代理人と連絡を取り、日本行きを勧めていたという。「彼の決定に影響を及ぼしたのかどうかは分からない。私からは(日本について)全体的にポジティブなことしか言えなかったよ」
リトバルスキー氏はまた、ポドルスキの代理人に「良い通訳を探すべきだということを伝えた。日常生活の中でとても重要なパートナーになるからだ」とコメント。日本語の学習も含め、言葉のコミュニケーションが非常に重要となることを自身の体験から感じているようだ。
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