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「日本は全ての面で上回っていた」。タイ監督、敗戦を受け入れつつ内容に満足

text by 編集部 photo by Getty Images

キャティサック・セーナムアン
タイ代表のキャティサック・セーナムアン監督【写真:Getty Images】

【日本 4-0 タイ 2018年ロシアW杯アジア最終予選】

 日本代表は28日、ロシアW杯アジア最終予選でタイと対戦し4-0で勝利した。

 試合後の会見に臨んだキャティサック・セーナムアン監督は、まず日本の勝利に賛辞を送った。「日本のみなさん、おめでとうございます。我々は、ずっとずっと強い相手と戦うということを分かっていた。日本はパスなど全ての面で上回っていた」と話している。

 だが、最終的に4点差というスコアになったとはいえ、タイが日本のゴールを脅かす場面も多かった。「選手たちをほめたいと思う。先週ホームでのサウジアラビア戦に0-3で敗れてしまったが、立て直して走ることができた。何も不満はない」と監督はタイの選手たちの戦いぶりに胸を張った。

 終盤に獲得したPKを川島永嗣の好守に阻まれるなど、タイにとっては決定力不足が響いた。「ビルドアップなどもできたが、最終的にシュートをしっかり決めることができなかった。PKも決められなかった。そこが差だったが、誰も責めることはない」と指揮官はコメント。「チームの成長を助ける試合だった」と述べ、意義ある戦いができたことを強調した。

 この日の結果により、タイは予選敗退が決定した。それでもキャティサック監督は、「残りの3試合では、タイを負かしてロシアへ行くのは大変だと思わせたい」と述べ、アジアの強豪相手に挑戦を続けていきたいという姿勢を見せた。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

【了】

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