エヌゴロ・カンテ【写真:Getty Images】
チェルシーのMFエヌゴロ・カンテは、レスター・シティに加入した2015年、ほかのクラブへの移籍を望んでいたようだ。フランスメディア『カナル・プリュス』で語った。
カンテは2015年夏にフランスのカーンからレスターへ移籍。プレミアリーグ1年目から抜群の存在感を見せ、レスターの奇跡のリーグ優勝に大きく貢献した。その活躍が認められ、昨年夏にチェルシーへ移籍。イングランドのビッグクラブでもチームの核となる働きを見せ、さらに評価を高めている。
だが、2015年夏にカンテの希望が叶っていたら、異なる未来が待っていたかもしれない。「マルセイユとレスターが僕を欲しがってくれた」と当時を語る同選手は、「フランスでステージを乗り越えなければいけないと思っていた」と振り返っている。マルセイユは好みのチームだったそうで、「(ママドゥ・)ニアン、(フランク・)リベリ、(サミル・)ナスリといった選手がいたマルセイユは好きなチームだったことを覚えているよ」と話した。
カンテをPFA年間最優秀選手賞に推す声は多いが、本人はチェルシーの中心選手となった今も謙虚だ。
「この賞にふさわしい選手はプレミアリーグにたくさんいる。チームメートには、(エデン・)アザール、ジエゴ・コスタ、ダビド・ルイスといった選手がいるよ」
2015年にマルセイユへ移籍していたら、レスターのプレミアリーグ制覇もカンテのチェルシー加入もなかったかもしれない。
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