ハリルジャパンで守備を統率する吉田麻也。タイ戦にも気を引き締める
6大会連続ワールドカップ出場により大きく近づくため、28日の2018年ロシアワールドカップ最終予選第6戦・タイ戦(埼玉)は是が非でも勝ち点3がほしい一戦だ。23日のUAEとの死闘(アルアイン)の直後に帰国し、4日がかりで準備を重ねてきた日本代表は今野泰幸(G大阪)、大迫勇也(ケルン)、高萩洋次郎(FC東京)の負傷を乗り越えて重要なゲームに向かうことになる。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がUAE戦と同じ4-3-3を採るのか、それとも本来の4-2-3-1に戻すのかはまだハッキリしないものの、絶大な信頼を寄せている守備陣を変えることはないだろう。
UAE戦で決定的シュートを止めたGK川島永嗣(メス)を筆頭に、酒井宏樹(マルセイユ)、吉田麻也(サウサンプトン)、森重真人(FC東京)、長友佑都(インテル)の最終ライン4枚は、タイの仕掛けてくるであろうカウンターを確実に封じ、無失点で試合を乗り切る必要がある。
統率役の吉田は「タイはかなり守備的に入ってきて、カウンターを狙ってくる。アウェーの時(2016年9月=バンコク)には1対1のシュート場面もあったし、そういう状況をなくすことが大事。UAE戦でも前半に川島選手が止めたシーンだったり、後半の立ち上がりにも2回くらいピンチがあった。1試合に2~3回あるかないかのところを突き詰めて、向上していかなきゃいけないかなと思ってます」と気を引き締める。