タイ戦に向けて準備中の日本代表【写真:舩木渉】
日本代表は27日、埼玉県内でロシアW杯アジア最終予選のタイ戦(28日)に向けた前日練習を行った。
冒頭に5分間弱ミーティングを行った後、全員でピッチを2周ランニングした日本代表の選手たち。この段階でチームから外れる選手はおらず、すでに離脱した3人の他に負傷者などはいない模様だ。
その後は4列に分かれて体を動かしながらほぐすウォーミングアップを実施。最初はゆるめの動きから、徐々に強度を上げていき、最後は短めのダッシュなどで体を温めた。そこで規定の15分となり、以後は非公開となっている。
ランニング時の傾向を見ると、比較的年齢の高い選手たちが前を走り、若い選手たちが後ろを走っていた。森重真人や槙野智章、香川真司、原口元気、長友佑都、清武弘嗣らが前方を走ってチームを引っ張る姿が見られた。
一方、本田圭佑は植田直通や遠藤航、昌子源、浅野拓磨らと並んでグループの最後方を走っていた。ただしこれは最近よくみられる光景で、特に何かを示唆するものではなさそうだ。
体を温めるためのダッシュ中には笑顔も見られ、チームの雰囲気は非常にポジティブ。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は記者会見で「このチームでは11人ではなく、23人全員がスタメン」と語っており、練習の時点で明日のスターティングメンバーを予想するのは難しい。日本代表は全員が一丸となってタイ代表を迎え撃つ。
(取材・文:舩木渉)
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