ブルキナファソ代表【写真:Getty Images】
イギリス国内で現地時間27日に開催が予定されていたナイジェリア代表対ブルキナファソ代表の国際親善試合は、25日に中止が発表された。ブルキナファソ代表の選手7名が、イギリス入国のためのビザを取得できなかったためだという。
多くの代表選手が欧州のクラブでプレーするアフリカの代表チームは、欧州の中立地で親善試合を開催することも多い。ナイジェリア対ブルキナファソの一戦も、ロンドンでの開催が予定されていた。
だがナイジェリアサッカー連盟(NFF)は、この試合の中止を発表。「2018年W杯予選への準備として予定していた試合は開催されない。残念ながら、ブルキナファソの選手の一部が英国への入国ビザを取得できなかった」と声明を出している。
ブルキナファソ国内に英国大使館はなく、関係者は隣国ガーナの首都アクラでビザ取得に向けた手続きを行っていたが、その後モロッコの英国大使館へ向かうよう指示されたという。だが、試合前の最後の開館日である金曜日までにビザが発給されることはなく、月曜日の試合には間に合わないことが確定した。
ナイジェリアとブルキナファソはともにロシアW杯のアフリカ最終予選へ進み、本大会出場を目指している。ナイジェリアは夏に予定されるカメルーンとの重要な2試合を想定し、フィジカルの強いアフリカのチームとの対戦を希望してブルキナファソとの試合を組んでいたとのことだ。
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