称賛されるべきハリルホジッチ監督の選手マネジメント
W杯最終予選におけるここまでの戦いへの対応について、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は十分な称賛を受ける資格がある。
昨年9月にホームでUAEに敗れて最悪のスタートを切ったことに加えて、主力選手の何人かはそれぞれの所属クラブで出場機会を得ることができていなかった。6大会連続のW杯出場に向けて、サムライブルーは突然のように苦難の道のりを強いられる状況に追い込まれたかに見えた。
だがその数日後、今週火曜日にも対戦するタイ代表とのアウェイゲームでは、原口元気と浅野拓磨のゴールにより2-0の勝利を収めて足元を固めることに成功。10月に行われたイラク、オーストラリアとの難しい2試合でも勝ち点4を確保することができた。ホームでのイラク戦は山口蛍が後半アディショナルタイムに決めた決勝点により劇的勝利。メルボルンでの試合は原口の3試合連続ゴールにより1-1の引き分けに持ち込んだ。
直近の2試合はより本格的にチーム力が試される形となったが、ハリルホジッチ監督は見事な対応で2試合を乗り切り、日本代表は完全に自力で予選突破を狙える状況となった。11月のサウジアラビア戦は清武弘嗣と、またも原口がゴールを奪って2-1の勝利。先週木曜日には久保裕也と今野泰幸のゴールによりUAEを2-0で下してリベンジを遂げた。
ハリルホジッチ監督が称賛されるべき理由は、この過程を通して選手たちをマネジメントしてきたそのやり方にある。チーム全体の利益へと繋がる巧みな選手起用を見せてきた。