ボーンマスのジャック・ウィルシャー【写真:Getty Images】
アーセナルからボーンマスへレンタルされているイングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、夏の移籍市場でアーセナルを去ることになるのであれば、ミランへ移籍することを希望しているという。25日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。
アーセナルで早くから将来を嘱望されていたウィルシャーだが、負傷による相次ぐ長期離脱の影響もあってポテンシャルを発揮しきれず、今季は一旦アーセナルを離れることになった。だがボーンマスへのレンタルを終える今季終了以降の去就は不透明な状況だ。
そのウィルシャーに対し、元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏は、自身もかつてプレーしたミランへの移籍を勧めているという。ウィルシャーもその助言を受け、ミラン行きに関心を示している模様だと伝えられている。ミランはウィルシャーがボーンマスへ移籍する前にもオファーを出していたとされるクラブのひとつだった。
マンチェスター・シティで居場所を失ったイングランド代表GKジョー・ハートがトリノへレンタルされて充実したシーズンを過ごしていることも、ウィルシャーがイタリア行きに関心を持つ一因になっているのではないかとみられている。一方で、ワトフォードやクリスタル・パレス、ローマ、ベンフィカなどもウィルシャーの状況を注視しているとのことだ。
ウィルシャーはボーンマスへのレンタルを決めた際にも、ベッカム氏からの助言が決め手になったと報じられていた。再びイングランド代表の大先輩の言葉に従い、イタリアに新天地を求めることになるのだろうか。
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