W杯予選では2人のFWがゴール。国内紙はルーニーに厳しい見出し
先のドイツ戦では、3-4-2-1システムでアリとララーナが1トップのヴァーディーをサポート。就任以来、戦術的な「柔軟性」と「適応力」という言葉を繰り返すサウスゲートが基本化も検討中の同システムは、チャンス創造とボール奪取を精力的に両立する両MFに「理想的」だと当の新監督が語っている。
実際、各紙平均で10点満点中7点と機能したイングランドでは、ララーナもポストを叩いて自らもゴールに迫るなどして及第点以上の出来を示した。10番を背負ったアリは、1対1の絶好機を決め損ねてもチーム内マン・オブ・ザ・マッチ級の扱い。
ドイツは10番を付けたルーカス・ポドルスキの「代表送別戦」ムードだったこともあり、『タイムズ』紙のレポートには「次はルーニーが代表に別れを告げる番」との見出しがあった。
続く26日の18年W杯予選リトアニア戦(2-0)でも、システムこそ従来の4-2-3-1に戻されたが2列目中央はアリ。アシストをこなしたララーナも、スタート位置は左サイドながら攻撃時にはポジション的な自由を与えられていた。結果は、7割以上ボールを支配したイングランドの順当勝ち。足首の怪我でケインが戦線離脱中の最前線では、先発起用されたデフォーと後半に代わったヴァーディーが揃ってネットを揺らした。