本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表は25日、埼玉県内でロシアW杯アジア最終予選のタイ戦(28日)に向けてトレーニングを行った。
今予選最大の大一番とされたUAE戦に勝利した日本。次の試合はホームだが、タイを侮ってはいけないと本田圭佑は語る。
「タイ戦は思った以上に厳しくなると思います。引かれると思うんで、逆に今、この代表がやってるサッカーって攻められる方が特徴が生かせるのかなと感じる」
これまでの日本であれば、どんな時もボール支配率を高めて主導権を握りにいくスタイルだった。しかし、今はより現実的に、あえて相手にボールを持たせておきながらカウンターで仕留める形が出来上がりつつある。
とはいえ、UAEやオーストラリアといった国々に比べて実力が多少劣るタイ相手に最近見せてきたものと同じスタイルで臨んでも、うまくハマらない可能性が高い。
本田は相手に引かれて自分たちが安易に主導権を握ってしまい、「カウンターをさせてもらえない」ことが試合を難しくさせるのではないかと考えている。
「保持してやるイメージが、みなさん湧きますかって話ですよね(苦笑)。僕らが湧かさないといけないんですけど。課題はあるでしょうね。この間のUAE戦だけでそれをイメージさせるだけの内容は見せられなかった」
そして、UAE戦を勝って乗り切ったことで選手たちの気が緩んでしまうことも危惧している。本田はそれを「危ない兆候」だと指摘した。
「いわゆる思った以上に難しい試合になるだろうと思って入って、基本的なところから入ったりするのが大事だと思います。簡単なパスを簡単にするとか、だからちょっとおしゃれに2人抜いてやろうとかってことじゃないと思うんですよね」
ベテランの勘だろうか。「タイは結構やるからね」と本田は気を引き締める。アウェイで勝利した相手ではあるが、油断は一切許されない。こういった難しい状況のゲームが、本当の強さを手に入れるために必要なプロセスになるはずだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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