ブラジル代表のパウリーニョ【写真:Getty Images】
広州恒大を率いるフェリペ・ルイス・スコラーリ監督は、同クラブ所属のMFパウリーニョがブラジル代表でハットトリックを達成する活躍を見せたことを喜び、中国への移籍が選手にとってマイナスにはならない証拠だと主張した。『ESPN FC』が25日に同監督のコメントを伝えている。
ブラジル代表は、現地時間23日に行われたロシアW杯南米予選でウルグアイ代表と対戦。パウリーニョのハットトリックとFWネイマールのゴールにより4-1で快勝し、南米予選の首位を守った。
今回のブラジル代表にはパウリーニョのほか、北京国安のMFレナト・アウグストと山東魯能のDFジウも招集されている。自身もかつてブラジル代表を率いたスコラーリ監督は、「パウリーニョは(中国移籍前に)代表から外れていたが、復帰を勝ち取ることができた。だからこそ私は中国スーパーリーグ(CSL)のことを誇らしく思う。レナト・アウグストもジウも代表に戻ることができた」と喜ぶ様子を見せている。
「キャリアの終わりを迎えている選手たちのためのリーグだと言うのは間違っているということだ。CSLは競争力のあるリーグであること、選手たちに再び代表チームで戦うチャンスを与えられることを示してきた」とスコラーリ監督は語った。
スコラーリ監督はまた、今年限りで監督業を引退するという母国での報道について否定。「広州との契約は今年末までだが、1年間の延長オプションがある。広州での仕事や中国サッカーに満足しており、より長い時間をここで過ごすことになると思う」と未来への見通しを口にしている。
【了】