FIFAの審判委員会長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏【写真:Getty Images】
FIFA(国際サッカー連盟)の審判委員会長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏が、アマチュアサッカーで笛を吹く審判員が不当な扱いを受けているとして警鐘を鳴らした。24日に英メディア『タイムズオブマルタ』が報じている。
同メディアによると、草の根レベルのアマチュアサッカー界で、審判に対する暴力や罵倒が横行しており、それを改善する取り組みを行わないと将来的に審判員が不足するとコッリーナ氏が警告したとのこと。
同氏は「これは世界的な問題であり検討する必要がある。可能な限り速やかに行動する必要がある問題だ。草の根レベルのアマチュアサッカーで毎週多くの審判員が働いているが、常に何かしら脅威がある。暴力的な脅威などだ」と語っている。
続けて「簡単なことではないとわかっているが、誰かが何かをしなければならない。トップレベルのサッカーが草の根レベルのサッカーに正しいメッセージを伝えなくてはいけないのだ」と、強く訴えた。
トップの選手たちのプレー・行為は映像によって全世界に配信されている。それだけに、悪い行為をアマチュアの選手が真似をする可能性があるため、間違えたメッセージを送らないようにしなければならないだろう。
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