ドイツ代表を引退したルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
現地時間22日、ドイツ代表は国際親善試合でイングランド代表と対戦した。試合は、この日が代表最後の試合となったドイツ代表FWルーカス・ポドルスキのゴールで1-0で勝利を収めた。なお、多くの現地メディアがポドルスキの引退試合を報じている。
独紙『ビルト』は「ポルディ(ポドルスキの愛称)に最後の評価1」というタイトルを付け「なんという素晴らしいゴールだ。彼は試合の序盤から危険な存在だった。今月のベストゴールだろう。ありがとう、ポルディ」と代表最後の試合を総括した。(独紙の評価は1が最高、6が最低)
また『キッカー』ではバイエルン・ミュンヘンに所属するトーマス・ミュラーのコメントを掲載している。ミュラーは「これ以上優れたシナリオを描くことなんて不可能な試合だ」と劇的すぎるチームメイトの引退試合を振り返り、「トニ(・クロース)と試合前に『今日はゴール前で彼にシュートを打てるチャンスを作ろう』と話していたんだ」とロッカーでの裏話を語ってくれた。
ドイツ代表を率いるヨハヒム・レーブ監督も同紙に対し「彼はスタメンだろうが途中出場だろうが常に全力でプレーしてくれた。そんな彼の姿勢はチームにとって模範的な存在だった」とプレー以外の部分を高く評価している様子を伝えている。
なお、ポドルスキは試合後のインタビューで「サポーターには13年間支えてもらった。彼らが試合後“ケルシェ・ユング”(ケルンの少年)と歌っているのを聞いた時、とても感動した。今日は映画のような素晴らしい日になった」と語った。
2004年6月6日に代表デビューを果たしたポドルスキ。13年間で130試合の代表戦に出場し49得点を記録した。また、今夏からはヴィッセル神戸でプレーすることが決まっている。
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